多肉植物とは、主に南米やアフリカ大陸に広く分布する植物の名前。
葉っぱや茎の中に水分を多く蓄えているものを多肉植物と総称し、乾燥地帯に多く生息しているのも特徴です。
多肉植物の一番の特徴としてはコロンと丸く肉厚の形をした葉。これは、原産地の厳しい環境から身を守るために進化を続けた結果の形なんです。その多くは暑さと乾燥に強く、寒さに弱い性質を持っています。園芸植物としては比較的手入れの仕方が楽で、ホームセンターなどでも容易に手に入る観葉植物として若い女性から人気を集めています。
代表的な品種としてはベンケイソウ科やアロエ科などがあり、その総数は世界中で3万種以上にものぼると言われています。
今でこそどこでも手に入る多肉植物ですが、日本に入ってきたのは江戸時代。徳川幕府三代将軍家光の時代にポルトガルから持ち込まれたのが始まりと言われ、当時ポルトガル人が石鹸の代わりにその多肉植物を使って汚れを落としていたことから「石鹸(サボン)→サボテン」と呼ばれるようになり、その植物は今ではウチワサボテンという名で呼ばれています。
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