多肉植物の種類

多肉植物の種類は、大きく二つに分かれています。
一つは「サボテン」。これはれっきとした多肉植物なのですが、あまりにも品種が多いために
他の多肉植物とはわけて単に「サボテン」と呼ばれることが多くなっています。
私たちが良く見かける一般的な多肉植物としては、
ベンケイソウ科、アロエ科、ユリ科などが有名です。
南米大陸やアフリカ原産の多肉植物はほとんどが夏に生育するタイプで、
冬の気候には非常に弱くなっています。しかし、一部は冬を得意とする種類もあり
たとえば日本を原産地とするベンケイソウ科ミセバヤ属の多肉植物は
春から秋を生長期とし、夏の蒸し暑さに弱く冬には非常に寒い、ちょっと変わった性質を持っています。
日本で特に人気のある多肉植物は、花が開いたような見た目が美しいエケベリア属や、
プックリとしたかわいらしい葉が特徴のセダム属のオウレイなど。

小さく肉厚で愛嬌のある姿の品種が特に人気です。
ベンケイソウ科のなかでもクラッスラ属と呼ばれるものの中には
昔から日本で「金のなる木」と呼ばれているものもあり、5円玉を枝に通したり、縁起物として大事に育てられています。

また、多肉植物とは関係ありませんが、苺の葉や果実には歯の健康に役立つ
キシリトールが配合されてますので、口臭の予防にも役立つとされています。